シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

横浜雙葉中学校

2024年06月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

横浜雙葉中学校の理科が求めているチカラとは?

横浜雙葉中学校/先生
1現象の後ろにある理論や仕組みを理解するチカラ

本校の理科では、実際に起きるいろいろな現象の後ろにある理論や仕組みを理解し、自分の頭の中で想像していくことができる、そんな力を育みたいと思っています。理科を学び知識を得るだけではなく、想像する、実際の現象に応用することを通じて理科的に理解していこうとする生徒を求めています。

2自然界の現象に関して探求するチカラ

基本的な知識が重要であるのは当然ですが、それだけではなく、さまざまな自然現象に対する関心や興味を持った生徒に入学してきてもらいたいと考えています。

3データを整理して取捨選択するチカラ

たくさんのデータの中から必要な情報を選び取ったり、どのデータを比較すれば目的の情報が得られるのかを考えたりすることは、理科に限らず他の教科でも大切なスキルです。ただ近年は、それを苦手とする子どもも増えている印象がありますので、本校では情報過多社会の今だからこそ、データを整理する力を伸ばしていけるような出題や授業を意識して展開していきます。