シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

自修館中等教育学校

2024年05月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

自修館中等教育学校の社会科が求めているチカラとは?

自修館中等教育学校/先生
1社会で起きていることを自分ごとにするチカラ

社会科では「社会と向き合う姿勢」を大切にしています。日頃より、社会で起きていることに関心を持ち、自分ごとにする力を身につけさせたい、という思いで生徒と向き合っていることから、この問題の出題に至りました。環境課題の解決に向けて、自分たちでもできることとして、実際に本校の生徒会が実施している「キャップ投票」を題材に選びました。テレビや新聞などでニュースとして取り上げられる問題のなかにも、自分たちでできることがたくさんあります。毎日の暮らしのなかで気になるニュースを見つけたら、その問題の原因や解決方法を自分なりに考えてみるとおもしろいと思います。

2学んだ知識を活用して考えるチカラ

考えるうえで、知識は非常に大切です。ですから、知識を問う問題も出していますが、それ以上に、単なる知識だけでは解けない問題も出したいと思っています。なぜなら、探究を重視している学校だからです。そういう問題を解くには、世の中で当たり前とされていることを、「本当かな?」と疑う目を持ち、疑問に対して、身につけている知識や、与えられた資料や根拠に基づいて考えることが大切になります。例えば、給食のおかわりじゃんけんは公正でしょうか。そういうことを日常的に考えることを楽しめるお子さんが、本校の入試を突破して、入って来てくれたら嬉しいです。

3求められている条件を踏まえて書くチカラ

自由に発想する力も大事ですが、記述問題では特に、求められている条件を踏まえて書く力が大事である、という考え方から、本校の入試ではどのようなことを書けばいいのか、を考える指針となるような条件を適度に提示したり、資料をたくさん出したりして、その力を問いたいと考えています。記述問題では、問題文や与えられた資料をしっかり読んで、求められていることを整理した上で、自分の考えを書くようにしましょう。