シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

鎌倉女学院中学校

2024年04月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

鎌倉女学院中学校の国語科が求めているチカラとは?

鎌倉女学院中学校/先生
1正確に文章を読み取るチカラ

読解問題では読むことの基本が身についているかが合否に大きな影響を及ぼします。本校の入試問題における説明文では、多様なジャンルの文章が出題され正確に文が読み取れているかを見ています。また物語文の場合、場面状況や心情を汲み取れるかを求めています。
普段からなんとなく文章を読むのではなく、重要なポイントは何かを意識しながら文を読んで入試に臨んでほしいと思います。

2いろんなジャンルの文章を苦にせずに読み進められるチカラ

鎌倉女学院の問題は、本当に本が好きな子に入学してもらいたいという想定で作成しています。入試問題に出題する文章は「読んで面白いもの」を意識して取り上げています。いろんなジャンルの本を読んできてもらいたいと思っています。

3日頃からアンテナを張って情報を収集するチカラ

一つの言葉を覚えるということは、その背後にある文化や知識といった未知の大きな世界を開くことにつながります。一つの言葉から壮大な世界が広がっていることを意識して、日頃からアンテナを張って言葉を覚えたり、語彙を増やしたりしてもらいたいと思います。