シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

東邦大学付属東邦中学校

2024年03月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

東邦大学付属東邦中学校の数学科が求めているチカラとは?

東邦大学付属東邦中学校/先生
1自分の思考プロセスを伝えるチカラ

算数を学習する上で、計算処理だけできればいいということはありません。本校の算数の入試問題では、相手に自分の考え方の筋道を伝える記述力や論理力が求められることもあります。この部分はしっかりと練習を重ねておいてもらったうえで入試に臨んでもらいたいと考えます。

2設問の文章を読み取るチカラ

以前に比べると、文章を読み取る力がないお子さんは増えていると感じます。問題の設定をしっかり読みとる力がないと入試を突破するのは難しいかもしれません。本校の算数攻略には、読解力を身に付けておくことが必要です。

3正確に問題を処理するチカラ

本校の受験問題では単なる計算問題だけでなく考え方についても問われます。その中で、正確に問題を処理する力は算数や数学においてとても重要です。いろんな問題をたくさん解いていきながら「この問いでは何が聞かれているのか」「何を答えればいいのか」といった問題の本質を見つけ出してもらいたいと思います。