シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

富士見中学校

2023年12月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

富士見中学校の数学科が求めているチカラとは?

富士見中学校/先生
1文章をきちんと読んで理解するチカラ

今回の問題は会話文の穴埋めでした。文章を読んで理解できる小学生に入学してほしいという意図があり、少し長めの会話文を出題しました。会話文の流れにそって考えてもらえれば、きちんと解けるように作っています。算数の問題ですが、先生と生徒が話している内容をきちんと理解しながら読み進めていくことが大切です。

2自分で考えて判断するチカラ

会話文の中には問題を解くために必要な文章と必要のない文章があります。それらの情報を整理するためには、情報を取捨選択しなければいけません。また、この問題のテーマである「およその数」でも、どこまでが大事で、どこまでが大事ではないのか。どこまでは切り捨てていいのか、を判断する力が必要になります。どちらも、大切なのは「自分で考えて決める」ということです。普段から意識して、身につけてきてほしいと思っています。

3自分の意見や考え方を言葉で表現するチカラ

数学科には、自分の意見や考え方を言葉で表現する力を養うために、黒板に書かせたり、グループワークを取り入れたりする教員が少なくありません。グループワークでは、みんなでアイデアを出し合って、答えを導き出していくようなことをします。話し合う中で、ひらめいたり、気づいたりしたことを取り入れることにより、自分の意見や考え方が変わっていくこともあるかもしれません。そうした変化も含めて、言葉で表現することができると算数や数学が楽しくなると思います。