シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

逗子開成中学校

2023年08月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

逗子開成中学校の数学科が求めているチカラとは?

逗子開成中学校/先生
1複雑な計算が解ける太い計算力

算数の問題を解く際に、カギになるのは計算力です。単純な計算の先に複雑な計算があります。その複雑な計算をも解ける太い計算力があれば、いろいろなシチュエーションの問題にあたった時に考える余裕ができます。逆に計算で考え込んでしまい、手が動かなくなると、問題の中身を考える余裕がなくなってしまいます。普段からごく簡単な計算を正確に速く解く練習とともに、難しい計算練習にも取り組んでほしいと思います。

2情報をきちんと整理するチカラ

今回の問題は流水算です。本校が大切にしている行事の一つ「遠泳」を空撮したものからインスピレーションを受けて、スタンダードな流水算を、2次元的な動きでとらえてもらおうという思いから出題しました。受験生は問題文から情報を収集し、線分図や、○、△などを用いて条件を整理できるだろうか。そういう力を試したいという意図もありました。

3問題文を読み解くチカラ

本校の入試問題は答えだけを書いてもらう問題が多いため、どうすれば受験生が秘めている力を問うことができるだろうと考えました。そこで、「読解力」に着目し、文章量が多い問題をあえて作成しています。この問題もその一つでした。算数で求める読解力は国語とは違います。一つでも情報を読み間違えると、解き方は合っていても点数に結びつきません。一つひとつの情報を正しく読み取ることが大切なので、「最後の1文字まできちんと読んでいますか?」というメッセージを伝えるために、長文の問題を用意したり、ちょっと言い回しを意地悪にしたりしています。問題と向き合う時には、そこに意識をもって取り組むようにしましょう。