シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

横浜女学院中学校

2023年07月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

横浜女学院中学校の理科が求めているチカラとは?

横浜女学院中学校/先生
1未知なるものに挑むチカラ

今回の出題のテーマであるクモを利用した製品開発については、当然小学校で習うものではありませんし塾で習うこともないでしょう。そのような未知なる問題に対して、どのように考え、どう頭を使ってくれたのかを重視したいと考えています。

2いろんなことに興味・関心を持つチカラ

本校に入学後6年間かけて理科を学んでいくとはいえ、その6年で全てが未知でなくなるかというとそんなことはありません。学校を卒業してから先も学んでいく人生は続きます。社会に出れば答えのない問いに日々挑んでいくわけですから、いろんなことに興味や関心を持ってほしいと思います。

3知っている知識を繋げて考えられるチカラ

私たちはChatGPTのように質問したことをただアウトプットしたような解答が得たいわけではありません。座学で得る知識も大事ですが、知っている知識を繋げて考え抜く力をぜひ身に付けてもらいたいと思っています。