シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

攻玉社中学校

2023年06月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

攻玉社中学校の数学科が求めているチカラとは?

攻玉社中学校/先生
1自ら進んで学ぶ力チカラ

学ぶことへの探求心を持ち、さまざまな出会いや知識に触れながら知的好奇心を育む環境が本校にはあります。社会で活躍するOBを招いて話してもらう機会などを設けたり、自分の将来について考えてみたりしながら、自分の可能性を切り拓いてもらいたいと思います。

2算数や数学を実生活と絡めて理解できるチカラ

普段の授業の中で、生徒に対して教員が教えていることと実生活とが結びついてないのを感じます。普段の生活の中にも数学が使われているんだということを理解してもらえるようには我々も意識していますが、そのことは入学後の授業でぜひ受け取ってもらいたいと思っています。

3論理的に説明できるチカラ

数学は答えだけでなく論理的にかつ順序立てて答えていくことが必要です。攻玉社に入学した生徒には、「答えは誰にでも出せるけれど、どうやって答えを出したのかを自分で説明できないと差がついてしまうよ」と伝えています。相手に論理的に説明できる力は社会で生きていくためにもとても大事です。