出題意図
国府台女子学院中学部
2023年03月掲載
「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ（＝アドミッション・ポリシー）はココにあった！
国府台女子学院中学部の国語科が求めているチカラとは？
- 1日本語は微妙な違いに気づくチカラ
日々の暮らしの中で日本語を使っていれば、自ずと言葉の意味や使い方を習得していきますが、日本語には微妙な違いがあります。その違いを気に留める姿勢を持ってほしいという思いから、今回のような問題を出題しています。問題に触れることによって、どうしてなのかな、おもしろいな、と思ってもらえれば嬉しいです。
- 2論理的に考えるチカラ
問題を作る上で意識しているのは、考える問題を出すということです。漢字の問題であっても、オーソドックスに知識を問う問題に加えて、その場で考えて答えを導き出す問題を散りばめています。答えを知らなかったとしても、ヒントを出して、そこから段階を踏んで論理的に考えていけば答えを導き出せるような問題づくりを目指しています。今回の問題も、受験生が一から規則性を考えるのは難しいと思いますので、いくつか例文をあげて、シカクいアタマをマルくするような感覚で冷静に考えてもらえるように作問しました。
- 3文章を読み取るチカラ
小問集合と長文読解（小説、または評論）の2題構成です。長文読解が1問なので文章はだいぶ長めです。その理由の1つに、読書の入口になってほしいという気持ちがあります。文章を読むことによって他者に身を置くということがどういうことかを考えるきっかけになるからです。
世の中には自分と違う価値観の人がたくさんいます。友だちとのつき合いなどでも、自分とは考えが違うな、と思うことがあると思います。文章を読むことによって得た知識や感じたことを社会生活で生かしていくということも、国語の大切な学びであると考えています。