シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

自修館中等教育学校

2023年02月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

自修館中等教育学校の国語科が求めているチカラとは?

自修館中等教育学校/先生
1言葉を生活の中で活用するチカラ

この問題は、「四字熟語」の意味を知っているだけでなく、自分のものとして活用できているか、生活の中で言葉を実感しながら過ごしているかを見たいと思い、作問しました。

2筋道を立て論理的に伝えるチカラ

条件の「座右の銘」「意味」「選んだ理由」をこの順番で書いていくと、論理的に説明できます。「私の座右の銘は○○○○です。」に続けて、「この言葉の意味は~です。」「なぜ選んだかというと~だからです。」という流れです。頭の中で考えを整理してから、文章が書くようにしましょう。

34つの条件に沿って書くチカラ

条件は全部で4つあります。「3文以上」という条件を満たしていない答案が1割程度ありました。1文が長くなると、主語と述語の関係がねじれるなど伝わりにくくなります。文章記述は1文40字程度をめやすに練習しましょう。