シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

清泉女学院中学校

2022年11月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

清泉女学院中学校の社会科が求めているチカラとは?

清泉女学院中学校/先生
1身近なことに目を向けるチカラ

社会科は社会と密接に結びついている教科です。「日常生活を大切にする」という考え方が受け継がれている本校では、地理、歴史、公民、すべての分野でこの意識をもって授業を行っています。そして、その意識が反映されている入試問題は、自ずと身近なことに目を向けているか、ということが問われる問題になります。今回の問題も、ニュースを耳でとらえるだけでなく、それを題材に家庭の中で会話が生まれていたら、視点を思いついて自分の考えを書けたのではないかと思います。

2柔軟に考え、根拠をもって自分の考えをもつチカラ

本校では、自分はどうとらえるのか、それはなぜか、と考えることを大切にしています。授業に「議論」を取り入れているのは、ただ単に一方向から考えるのではなく、複数の方向から考えることができるようになってほしいからです。社会問題は答えが1つであるとは限りません。さまざまな視点からアプローチする、比べてみるなど、柔軟に考えることが大切です。考えを深めるためには、基本的な知識が必要になりますので、普段の学習にもしっかり取り組みましょう。

3自分の考えを人に伝えるチカラ

いくら頭の中で考えることができても、人に伝わらなければ何にもなりません。本校が授業の中で「発表」する機会を設けているのも、自分の考えを正しく伝える力をつけてほしいからです。考える上で知識が必要なように、人に伝える上でも知識(言葉)が必要になります。また、この意見で大丈夫かな、と心配しながらも、決断して発信する勇気も受験生に持っていてほしいと思っています。その勇気が、後々自ら思考し判断して、自分の考えをもつことにつながるからです。