シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

富士見中学校

2022年09月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

富士見中学校の数学科が求めているチカラとは?

富士見中学校/先生
1論理的にものごとを考えられるチカラ

たとえば、計算しなくても答えがわかっていることだとしても、改めて最初から計算し直してしまったりすることが、我々が授業で教えていてもよくあります。そうすることで時間も無駄に使ってしまいますし、非効率かもしれません。過去の事象をうまく使って、論理的にものごとを構築できる力が大切です。

2論理的に自分の言葉で書くことができるチカラ

テストで論述問題も出題しますし、授業でも書く練習をしたりもしていますが、ただ証明を論述させるから「書く力」がつくかというと、それは教科書に書いてあることを覚えて書いてるだけなので、それだけで書く力が付くとは言えません。常に論理的に自分の考えを書くことができ、きちんと伝わるようにしていけることは、とても大事であると思っています。

3知的好奇心を持ってチャレンジするチカラ

変化の激しい時代には、今ある環境の中で立ち止まらず、変化に柔軟に対応していくことが求められます。その際に必要なのが「知的好奇心」。知的好奇心を持っていれば、失敗を恐れることなく、積極的にチャレンジすることで、さまざまな問題を乗り越えていくことができるでしょう。そのような場面に挑戦する機会が本校にはたくさんありますので、ぜひ知的好奇心を育んでいきましょう。