シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

逗子開成中学校

2022年07月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

逗子開成中学校の社会科が求めているチカラとは?

逗子開成中学校/先生
1自分で新しい価値やサービスを生み出せるチカラ

これからの時代、未知なことや現在答えがないものに対して、どうやって答えを出していけるかが重要となります。逗子開成を受験して入学してきてくれるお子さんには、いろいろな情報や条件を組み合わせたりして、新しい価値やサービスを生み出していくことができる人間になってほしい、といった期待をしています。

2自分の言葉で意見を言い、人の話に耳を傾けることができるチカラ

逗子開成のモットーとして「開物成務」という言葉がありますが、現代の言葉で言うと、リーダーシップを発揮して新しい知識をどんどん取り入れながら、社会に役立つ人材を育成する意味もあります。そういう子どもを育てたいという学校方針があることから、いろんなシチュエーションで自分の意見が言えたり、人の話に耳を傾けたりできるチカラが必要だと思っています。

3問題の意図を汲み取るチカラ

細かい知識がそれほどいらない問題もあります。そのような問題の場合、文章をよく読めばどこかに答えは隠されていますので、しっかり文章を読み、問題の意図を理解してくれれば正解できます。「問題をよく読んで!」というところはとても大事なポイントですので、ぜひ意識してみてください。