シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

公文国際学園中等部

2022年04月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

公文国際学園中等部の理科が求めているチカラとは?

公文国際学園中等部/先生
1自ら考え、判断し、行動するチカラ

公文国際学園では「自分で考え、判断し、行動する」というフレーズが頻繁に使われますが、机上の学びだけでなく、失敗を恐れず失敗から学ぶことも必要となります。たくさん提供されている学びの機会に、勇気をもってまず一歩を踏み出してみて欲しいと思います。そうすることで自分に足りないものがわかり、次の一歩をどこに踏み出すかが明確になります。

2グローバルな視点でリーダーシップを発揮できるチカラ

「国際学園」という名には、生徒が世界の中でリーダーシップを発揮し、さまざまな問題に取り組むことができるグローバル視点を持った個性豊かな人間になってほしいという願いが込められています。他者の存在を尊重しつつ、豊かな感受性を持って未来に向かっていってもらいたい、というのが学園の思いです。

3自ら発信していくチカラ

受け身になるのではなく、いろいろな場面での発表やプレゼンといった発信をする力は大切です。たとえば、初めて東大の推薦に受かった生徒は、ユニバーサルデザインの活動からどんどん輪を広げるなど非常にバイタリティがありました。単に教わるだけで終わるのではなく、主体的に学び、向上していく人間に育ってもらいたいと願っています。