シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

巣鴨中学校

2022年04月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

巣鴨中学校の国語科が求めているチカラとは?

巣鴨中学校/先生
1「読む」ことを大切に

本校では文字をきちんと読むことを大切にしています。その前提となるのは基本的な語句や漢字の知識です。小学校や塾で学習する時はもちろんのこと、日常生活の会話や新聞、あるいは本を読んでいる時にも、わからない語句や漢字が出てきたら、そのままにしないで、辞書を引き、きちんと理解することを心がけましょう。

2文章の内容を主題・論点を明確に把握しながら理解するチカラ

入試では、小学生の男子が興味を持って読めることを第一に考えて文章を選んでいます。おもしろさを感じながら読み進めてほしい一方、問題を通して問いたいのは、主題・論点を明確に把握しながら文章の内容を理解する力です。特に今回のような表にする問題は、内容を理解していることが重要です。

3理解した内容を明確に表現するチカラ

記述問題は、内容の理解度を測るために出題しています。文章を読み、理解した内容を伝えることが必要です。こうした力は、国語だけでなく、ほかの教科を学ぶ上で土台となります。国語に苦手意識を持っている受験生は、好きな教科を伸ばす意味でも、きちんと文章を読み、理解した内容を言葉で表現する力を磨きましょう。