シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

目白研心中学校

2022年01月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

目白研心中学校の数学科が求めているチカラとは?

目白研心中学校/先生
1正確な知識と計算するチカラ

算数や数学は、正確な知識をもって問題を解くことが大切な教科です。その基礎となるのが計算力です。本校では入学してからも小学校の算数を復習する時間をたっぷりとって基礎力の定着に努めますが、四則計算をはじめ、基本的な計算を正しい知識を使ってできる力を身につけるようにしましょう。

2図や式を書いて考えるチカラ

簡単な問題でも、手を動かして考えることを心がけてください。簡単な問題で手を動かすことができないと、難しい問題で手を動かすことができないからです。算数特別入試では、その場で考える力も問いたいので、解き方ではなく考え方を習得することを意識して学習してください。その際、できる限り考えを広げて、複数のアイデアから取捨選択をするという考え方ができるようにしてほしいと思っています。問題集や過去問を解く中で間違えてしまったら、なぜ間違えたかを考えましょう。

3日本語で説明するチカラ

考えたことを日本語でしっかりと残すことは、とても大切なことです。それが解答の場合は、独りよがりにならない文章が書けるといいと思います。採点者に対する手紙だからです。またそれは、未来の自分への手紙にもなりますから、自分がどのように考えたのかをのちのち辿れるように、しっかり書くことを心がけましょう。