シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

駒場東邦中学校

2021年10月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

駒場東邦中学校の理科が求めているチカラとは?

駒場東邦中学校/先生
1植物の知識と結びつけて考えるチカラ

鳥獣に食べられ糞として排出されることで種子が運ばれる「被食散布」は植物でよく見られます。同じように、ギベリオブナの卵も食べられて運ばれることが最新の研究で明らかになりました。この問題は植物の被食散布の知識を動物に応用して考えられるかどうかを試しました。

2既成概念にとらわれず柔軟に発想するチカラ

一般に、卵が食べられたら「死」を連想しますから、ギベリオブナの卵が食べられても生き残るというのは驚きです。「まさか、動物の卵も!?」と着想できたかどうか。入試という緊張した状況でも柔軟に発想してほしいと思います。

3自分の言葉で正しく表現するチカラ

この問題は文章記述問題ですから、自分の言葉として正しく表現できることも求めています。単語を並べただけの文章は、読み手がそれなりに意図を汲み取ってあげないといけません。自分自身が内容を理解した上で、自分の言葉で表現するところまでできるといいなと思います。相手にわかる文章としては、主語・述語の関係がはっきりしていることが基本です。