シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

芝浦工業大学附属中学校

2021年04月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

芝浦工業大学附属中学校の国語科が求めているチカラとは?

芝浦工業大学附属中学校/先生
1与えられた条件に沿って書くチカラ

この問題は、5つの条件に従って書けているかどうかが得点の分かれ目です。解答を見ると、(D)の「作者になりきって」という条件に対し、第三者の視点で「作者は~」と説明してしまい、物語になっていなかった解答がありました。(C)の「作者の気持ち」は論理性が求められます。なぜそのような気持ちになったのか、本文の読み取りができていれば因果関係をつかめるでしょう。

2言葉の意味を正確にとらえるチカラ

減点で多かったのは言葉の意味を取り違えた解答です。例えば、(1)の句の「蛍狩」を「蛍を捕まえる」とした受験生がいました。この場合、「捕まえて鑑賞する」として「蛍の光を楽しむ」のであれば点をあげられます。他にも(3)の句の「膝と膝とをつき合せ」、(4)の句の「棺」の意味がわかっていない解答がありました。

3自分の言葉で適切に表現するチカラ

「書く力をしっかり身につけてもらいたい」という本校のメッセージとして、100字記述で受験生の「書く力」を確認しています。入試で問う「書く力」とは、1つは与えられた文章の内容に沿って書く力、もう1つは想像力をふくらませて適切な表現でまとめる力です。借りてきた言葉ではなく、自らの経験や感性を含めた自分の考えを自分の言葉で表現してもらいたいですね。