シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

東邦大学付属東邦中学校

2021年03月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

東邦大学付属東邦中学校の社会科が求めているチカラとは?

東邦大学付属東邦中学校/先生
1好奇心や知りたいという欲求

本校が大事にしていることの1つに、生徒の好奇心や知りたいという欲求を枯らさないことがあります。それが、生きること、そして学び続けるために、非常に大切になるからです。入学後に幅広い学問に触れていくこともあり、入試問題を作る時も、好奇心や知りたいという欲求を満たしてあげることができる素材を選ばなければいけないと思っています。

2問題を正しく読み取るチカラ

本校の入試問題は、社会科に限らず、すべての教科で選択肢の中から選んで答える形式を多用しています。正解を選ぶには、問題や選択肢を正しく読み取る力が欠かせません。普段の学習の中でも、そこに注意してほしいですし、物事に対して自分なりに考察をして、読み下していただく。そういうところに目をきらきらさせて取り組んでいただければいいと思っています。その上で、表現する力こそ私たちが入学後に指導していきます。

3物事の真理や法則を見抜くチカラ

入試問題は「最初の授業」という考え方で作成しています。入試の前に過去問を解いていただくことがあると思いますが、問題を解きながら感じていただきたいのが、基本の「き」を大切にしているということです。問題を解くことができた、できない、で終わらせずに、改めて学び直してみましょう。正しい知識をもつことが、自分なりに考察する上でも非常に重要です。