シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

大妻中学校

2020年12月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

大妻中学校の理科が求めているチカラとは?

大妻中学校/先生
1身のまわりのことに広く興味をもつチカラ

私たちの身のまわりには、理科に関連するものがたくさんあります。そういうものに目を向けてもらいたいので、できるだけ入試問題の題材に取り入れたいと思っています。家や通学路などで自然現象などをよく観察するなど、普段の生活の中でいろいろなものに興味を持ちましょう。時事問題を出題するのも、世の中のことに目を向けて、そこから原因はなんだろう、影響はどうなるのかなと、少し自分で考えたり、調べたりしてほしいからです。あまり範囲を決めずに、いろいろな方面に興味を持って学びを進めてほしいと思います。

2データや図などの資料を読み取るチカラ

今年の入試でも図を読み取る問題を出題しましたが、なんとなくはわかっても、図が変わった時に自分で読み取るのはなかなか難しいものです。1つ1つ自分で確認しながら、判断できるようになってきてほしいと思います。

3考え表現する、そして最後まで粘り強く頑張るチカラ

今回の問題もそうですが、自分が考えたこと、そこから言えることを説明できるように練習しましょう。相手にきちんと伝わるように書くことが大切です。また、少し複雑な計算を入れたり、長い文章を読み取って答えるような出題をして、最後まで粘り強く頑張る力を測っています。日々の学習でも、途中であきらめることなく、問題と向き合いましょう。