シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

関東学院六浦中学校

2020年08月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

関東学院六浦中学校の国語科が求めているチカラとは?

関東学院六浦中学校/先生
1漢字の読み書きを丁寧に学習するチカラ

漢字の読み書きは定番の問題です。漢字を自分のものにするには、意味を理解し、丁寧に、根気強く反復練習することが必要だからです。小学生でもわかる文法問題、主語述語の関係や助詞の使い方なども、大問の中で問うことがあります。1つの言葉をただ知っている、というレベルではなく、自分で使える語彙として身につくように、できれば自発的に学習してほしいと思います。

2文章を読み取り、考えるチカラ

本校の校訓「人になれ 奉仕せよ」という言葉どおり、私たちは誰かの役に立つために学んでいます。入学後も、身近な問題について考える機会がたくさんありますので、日頃から身近な問題を取り上げている文章を読んで、考える力を養ってほしいと思っています。そのような文章は、入試問題を通して出会うのも一つの方法です。しっかりと文章を読み、読み取ったことを自分自身の問題として考えてみましょう。

3自分の考えを表現するチカラ

本校が言葉を大切にしているのは、自分の考えを人に伝える、人の考えを理解する上で非常に重要になるからです。書く問題でも、読み手に自分の考えを伝えることを意識して書く練習をしましょう。文章を書く際には、主語述語の関係や助詞を正しく使うことが大切です。言葉の学習はすべての基礎になるので、そういう意味でもしっかりと学習してほしいと思います。