シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

自修館中等教育学校

2020年06月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

自修館中等教育学校の理科が求めているチカラとは?

自修館中等教育学校/先生
1特定分野に偏らない総合的なチカラ

自修館中等教育学校では、基礎的な知識以上のものは入学後に伸びていくものだと考えています。そのため偏った入試問題を作るようなことはしていないです。その子が持っている発想力や我々教員が気づかない視点が見られるとうれしいですし、そういう子を入学後に科学者として育ててあげていきたいという思いを持っている教員がたくさんいるのが自修館ですから、いろんなことを幅広くまんべんなく身に付けていてくれたらいいですね。

2「なぜ?」「どうして?」という視点を持って取り組んでいくチカラ

日頃から「なぜ?」「どうして?」といろんなことに取り組んでいてもらいたいと思います。それがないと学んだり知識を得たりする意味はありません。
「こだわって」「調べぬいて」「やり抜いて」「試してみて」ということができる子どものほうが伸びしろはあると思うので、普段から「楽しかったので家でもやってみよう」、「自分で調べてみよう」といったことをやっていてほしいです。

3「探究」するチカラ

自修館中等教育学校自体の設立理念は「探究」です。物事を考えて新しい世の中を作り出していく、そのような子ども達を育てていきたいという思いがベースにあります。人から言われてつまらないことをやっていてもしょうがないですので「自分自身楽しみなさい」と常日頃から生徒には伝えています。そのような自分で楽しめる子に自修館で学んでもらえると嬉しいですね。