出題意図
鷗友学園女子中学校
2020年05月掲載
「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!
鷗友学園女子中学校の社会科が求めているチカラとは?
- 1主体的に学ぶチカラ
コロナ禍を経験し、これまで当たり前だと思ってきたことが当たり前ではないことに気づいた今、自分の未来は自分でつくるという気持ちをもって学んでほしいと思っています。この問題も、12年間、自分が育んできたものをベースに、未来に対してワクワクした気持ちで政策発案的なものを自由に出してほしい、という思いで出題しました。本校の社会科では、中3で自分が設定したテーマで探究活動を行います。そうした学びの場でも主体的に学ぶ姿勢が非常に大切になります。
- 2当事者意識をもって考えるチカラ
社会科は、暗記する教科ではなく、世の中について考える教科です。ですから、過去の出来事を学ぶ際にも、「自分だったらどうするだろう」と当事者意識をもって考えることが重要です。本校の授業でも、例えば歴史上の出来事に関連のある人物の立場に立って考え、選択するといった、当事者意識をもって考える場面を意識して作っています。小学生のうちからそういう意識をもって勉強することができると、社会科がおもしろくなると思います。
- 3多角的にものを見るチカラ
社会問題を考えるには、ものを見る目を養うことが必要です。この問題では、AIが不得意なこと、人間が得意なことに目を向けて考えてもらいましたが、どのような視点でものを見るかにより答えは変わってきます。1つの問題を深く解釈するには、いろいろな角度から物事を見て、柔軟に考えることが必要です。また、人の意見にも耳を傾けて、なるほどな、と思った意見を取り入れながら、答えを発展させていくことが大切です。日頃の学習でも意識して取り組むようにしましょう。