シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

神奈川大学附属中学校

2020年04月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

神奈川大学附属中学校の国語科が求めているチカラとは?

神奈川大学附属中学校/先生
1頭の中にある情報を階層化して展開していくチカラ

神奈川大学附属中学校では、自分の頭の中にある情報を階層化して展開していくことを授業では生徒に伝えています。この入試問題においてはそこまでは求めていないつもりですが、200字以内という制約があるため、話を取っ散らかさないで1つのテーマに絞り、話に一貫性を持たせることができる力が求められます。

2情報化社会にいち早く溶け込めるようにデジタルツールを使いこなせるチカラ

神奈川大学付属中学では、タブレットPC導入をはじめ全教室へのWi-Fiや電子黒板の整備など、しっかりとしたICT学習環境が整っています。2021年には全校生徒がタブレットPCを持つ予定となっており、すでに国語科の授業でもタブレットPCを使った双方向型の授業積極的に実施。情報教育によって「21世紀型スキル」の向上を図ります。

3いろんな場所で立ち止まり、都度考えて答えを出していくチカラ

神奈川大学付属中学校の国語科としては、単に点数を取るだけの賢さを求めてはいません。授業や学校生活を通じ、さまざまな場所で立ち止まって考えることを身に付け、その度に自分で答えを探し出していく力を十分に養っていってもらいたいと考えています。