シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

開智中学校

2020年03月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

開智中学校の社会科が求めているチカラとは?

開智中学校/先生
1社会の中で生きるチカラ

実際の社会で生きていく中では、すぐに答えの出ない問題に直面することが多いです。直面した問題に対して多面的・多角的に考え、誰かと協力して解決していくということが社会で求められていると思います。当然ベースとなる知識は必要となりますが、そのうえで他者と協働して解決していく力を身に付けていって欲しいと思います。

2グローバルな社会に通用するチカラ

世の中には様々なバックボーンを持った人間がいます。きちんとそのことを理解してコミュニケーションが取れる人間を開智中学校では育てたいと考えております。これからの人生でいろんな人たちに触れあっていくはずなので、お互い尊重して共に生きていける人間になってほしいと思います。

また、社会のグローバル化が進んでおりますが、外国の方が日本のことを知ってくれていると親近感がわき、そこで相手に対する信頼感が生まれてきます。グローバル社会に生きるために、「知識を増やしていくことは社会に出てからの国際人として生きる枠を広げているんだ」ということを、伝えていきたいです。

3自分なりに考えて表現するチカラ

社会科は暗記科目としてとらえられがちです。知識を身に付ける学習はもちろん大切ではありますが、社会科という教科の本質は「社会の中で生きる力を身に付けること」です。変化の激しい現代社会では、持てる知識を最大限に活用し、これでもか!というぐらいまで必死に考えて自分自身で判断し、自分の言葉で表現する。そのような力を開智中学校では求めています。