シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

相洋中学校

2019年11月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

相洋中学校の数学科が求めているチカラとは?

相洋中学校/先生
1手を動かして試行錯誤するチカラ

この問題は、公式に当てはめて解くのではなく、手を動かして考えてもらおうと思って作りました。
実際の入試では、問1・問2の前に「注文の仕方は何通りありますか」という問題を出しています。ここで樹形図をかくと、問1は片っ端からつぶす解き方でも正解にたどり着けたのではないかと思います。問1の正答率は樹形図をかいた受験生の方が高かった印象があります。

2初見の問題を粘り強く考えるチカラ

問2は、何かしら法則が使えるわけではないので、すべての場合を洗い出すには手を動かさなければなりません。作業を伴う問題には粘り強さが求められます。
生徒には常日頃、「手を動かそう」と呼びかけています。わからなくても、考えることを“降参”するのではなく、なんとかして解こうと手を動かしてほしいですね。

3情報を整理して論理を組み立てるチカラ

問1・問2とも与えられた情報を整理し、分析し、取捨選択する力が求められます。問2は、表1の支払い金額それぞれがどんな集合なのかをまず整理しなければなりません。そして、選択肢の情報があることで「なぜ」表2が埋まるのか、論理的に考えます。
本校では「なぜ」を自問できるように、中学・高校で段階的に論理的思考力を鍛えていきます。