シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

横浜雙葉中学校

2019年07月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

横浜雙葉中学校の社会科が求めているチカラとは?

横浜雙葉中学校/先生
1物事を多角的に考えるチカラ

私たちの身の回りで起きていることはもちろん、社会で起きている問題は、一方からではなく、さまざまな角度からとらえて考えることが大切です。その中から最適な視点を選ぶことが、論理的に考える土台になるからです。当たり前だと思っていることにも疑問をもつなど、柔軟に考える習慣を身につけましょう。

2物事を論理的に考えるチカラ

入試では覚えた知識を問う問題が中心ですが、覚えた知識やその場で得た情報を活用する力も測りたいと考えて、今回のような問題を出題しています。私たちの身の回りで起きていることはもちろん、社会で起きている問題を解決するためには、情報を整理し、再構成して、結論を導き出す力が欠かせないからです。そのような力は社会科の学習だけでなく、学級活動や委員会活動、クラブ活動など、さまざまな場面で鍛えることができるので、いろいろなことに積極的に取り組みましょう。

3考えたことを筋道立てて表現するチカラ

本校では、学校生活の様々な場面で「書くこと」を求めます。日直の学級日誌に始まり、ホームルームや総合学習など、さまざまな場面で自分の考えを表現します。自分の考えを言語化し、相手に伝わるように筋道をたてて表現することを大切にしています。また、定期試験では記述問題を出題し、大学入試で求められるような論述力も鍛えています。小学生の皆さんも、自分の考えが読み手に伝わるように書く、ということを大切に学習してきてください。