シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

恵泉女学園中学校

2019年07月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

恵泉女学園中学校の数学科が求めているチカラとは?

恵泉女学園中学校/先生
1楽しんで算数や数学に取り組むチカラ

恵泉女学園中学・高等学校の算数の入試問題では、受験生たちが楽しんで取り組めるような問題も入れて作成しています。勉強することは、決して辛いものではなくポジティブなもの、進化した自分に出会うことのできるものとして捉えて欲しい。そんな願いを込めて、受験生たちが試行錯誤しながらも着実に解答を導き出せるような良問を設定しています。

2わからないことに対して、粘り強く考え抜くチカラ

理解することを諦めてしまっては、そこで思考も停止してしまいます。恵泉女学園の数学科では、「解き直し」の取り組みを大切にしています。数学科では、自ら筋道を立てて考えることを大切にしており、たとえ最初は間違えたとしても、教員と解き直しノートのやりとりを通して、粘り強く考え抜いて正解にたどり着くことを大事にしています。

3周りと認め合い、話しあって高めていくチカラ

恵泉女学園では、数学科の授業だけに限らず、仲間と話し合い意見を交わす取り組みを大事にしています。クラスメイトの考えや意見を尊重し、認め合う中でお互いの考えを深化・成長させていく。そのような校風がこの学校には根付いています。