シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

芝浦工業大学附属中学校

2019年06月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

芝浦工業大学附属中学校の理科が求めているチカラとは?

芝浦工業大学附属中学校/先生
1身近なものに常にアンテナを張り吸収するチカラ

座学に収まらず、常に自分の身の回りにアンテナを張って、それを自分のものとして身につけることができるようになることは必要です。自然や科学を身近に感じ、常に「なぜ?」を意識することで、新たな発見に遭遇することができます。

2自分の言葉で発信するチカラ

自分で発信する力を中学のうちに身につけてもらい、大学に進学した後はさらに発想力を磨いてほしいと考えます。与えられた問題を単に解くだけでなく、自分できちんと解説できる能力、さらにはプレゼンする能力を高め、受け身の自分から脱却を図ってもらえればいいですね。

3自信をもって物事を進めることができるチカラ

自分の考えていることを上手く伝えるのを諦めてしまったり、我慢したりしてしまう生徒も中にはいます。そんな生徒たちに理系ならではの、ロボット作りやプログラミング、さらには実験を通じて得ることができるような「わくわくする気持ち」を元に、自分に自信を持ちながら夢や未来に向かって進んでほしいと考えています。