シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

清泉女学院中学校

2019年06月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

清泉女学院中学校の国語科が求めているチカラとは?

清泉女学院中学校/先生
1文字情報から場面の状況を想像するチカラ

小説の読解力は、文章という2次元の情報から、シーンを正しく想像して3次元に変換する力が求められます。「正しく」というのは、自分勝手に飛躍しすぎた解釈をしないこと。入試では、文中の内容を正確に読み取り、内容に基づいて無理のない範囲で、過剰なつけ足しなく想像できるかどうかを見ます。

2想像した状況を地図に落とし込むチカラ

情報を2次元から3次元に変換したのち、3次元から2次元に変換する力を試したのが問2です。正しく読解できているかどうかがわかります。文章を読んで、思い浮かべたバレエ教室までの道のりを平面の地図に落とし込みます。言語情報から、地図という非言語情報に抽象化する力が求められます。

3異なる頭の使い方を連続できるチカラ

結果的に社会科教科の要素を含む問題になりましたが、2次元から3次元へ、3次元から2次元へ、異なる次元の頭の使い方を連続的にできるかどうかを試しました。文中の表現から、このときの登場人物の心情を読み解く選択問題のように、言語情報から言語情報への変換とは別の頭の使い方が求められます。この問題は、柔軟な頭の使い方ができるようになろうというメッセージでもあります。