シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

日本女子大学附属中学校

2019年01月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

日本女子大学附属中学校の社会科が求めているチカラとは?

日本女子大学附属中学校/先生
1物事を深く掘りさげ、理解するチカラ

表面的な知識を得てよしとするのではなく、深く学ぶということを大切にしてほしいと思っています。自分で調べるのもよし、先生に質問するのもよし。1つひとつの事柄をしっかり掘りさげて、本当の意味を理解しましょう。

2多角的にアプローチするチカラ

物事にはいい面もあれば悪い面もあります。見方によって変わるので、いろいろな角度からアプローチして、自分なりのイメージをふくらませることが大切です。例えば、地図というと陸地を見がちですが、海目線で見たらどうなるか。そういう発想ができると、入学後の学習にも大いに役立ちます。

3自分事としてとらえるチカラ

この問題もそうですが、学校や塾で勉強したことが、実際の社会や自分たちの将来にどう結びつくのかを考えることができる子に入って来てほしいと思っています。そういう力が課題を発見する力につながるからです。