シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

聖学院中学校

2018年12月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

聖学院中学校の国語科が求めているチカラとは?

聖学院中学校/先生
1本文全体の趣旨をとらえるチカラ

この問題は、本文全体を俯瞰して、何を伝えようとしているのかをとらえてもらおうと作問しました。
本文を読むことで、「知る」とは、「おもんぱかる」とはどういうことか、読解問題を一つひとつ解いていくことで全体のテーマをつかむことができます。この問題が解けるということは、本文を理解できているといえます。

2本文の視点を別の状況に応用するチカラ

中学入試が受験生にとって新たな視点を獲得する場になるような問題づくりを心がけています。本文を読んで獲得した視点は現代社会の問題にも応用できます。本文は筆者の戦争時の体験が語られていますが、文中に書かれていない「シエラレオネが抱える問題」という別の状況に応用して考えてもらいました。

3「自分は何ができるか」考えるチカラ

「自分は何ができるか」を考えてもらうのが、本校の入試の特徴であり、本校の教育理念「Only One for Others」にも通じます。シエラレオネがどんな国か、受験生は知らないでしょうが、「知らないから」と思わず、シエラレオネのような遠い国のことにも思いをはせてもらいたいと思います。