出題意図
聖光学院中学校
2018年11月掲載
「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!
聖光学院中学校の数学科が求めているチカラとは?
- 1粘り強く、丁寧に問題に向かうチカラ
聖光学院中学校の算数の入試問題は、1つ1つ着実に思考を進めていく傾向のもの、というのが大きな特徴。難しい問題に当たった時には、ひるまずに挑戦する姿勢を持ちましょう。問題をよく読んで条件を整理し、手を動かして具体的な図や数字に起こすクセをつけてください。
中学入学の6年先の大学入試数学においては、粘り強さや問題を丁寧に読み込むチカラが求められます。きっと大学入試でも大きな武器となるでしょう。- 2答えを導くための理論が合っているかを検証できるチカラ
自分の考えた答えが「合っている」と確信するためには、自分の理論が合っているかどうかを検証できることが大切となります。ただ偶然に答えが得られたのではなく、自分の考えた道筋によって答えが得られる。入試でその状態を発揮するには、日頃から一問一問、答えに納得しながら練習問題を進めていくように心がけましょう。
- 3地道な努力を積み重ねられるチカラ
聖光学院中学校の数学科の伝統ともいうべき、ノート提出や宿題。優れた大学合格実績の裏にあるのは、生徒たちの地道な努力の積み重ねです。入試においても、問題作成で教員たちが込める願いは、「聖光に入りたい!」と思って勉強を続けてきた受験生が点を取れるようにしたい、ということ。難解な問題も多いものの、毎年の入試問題は出題分野・パターンが決まっています。