シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

日本大学藤沢中学校

2018年10月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

日本大学藤沢中学校の国語科が求めているチカラとは?

日本大学藤沢中学校/先生
1幅広い知識

知識を覚えるだけの勉強はおもしろくありませんが、だからといって、知識を身につけていないと考えることができません。入学後の授業では考えることを大切にしているので、考えるための材料である知識をなるべくたくさん蓄えてきてほしいと思います。そのためには、わからない言葉をそのままにしないで、辞書を引いたり、先生に聞いたりして、自分の言葉で説明できるようにしましょう。そういう知識欲は、どの教科でも大切で、習慣づけておくと大きな力になります。

2その知識欲を育てる

小さい時に世界の国旗や鉄道の型番を覚えたりする子どももいると思います。やがてその国はどこにあるのかなとか、この鉄道はどこを走っているのだろうとか、興味をもって地球儀や地図で確かめる、そういう知識欲を育てていってほしいと思います。

3文章を読み解くチカラ

文章を読むことは国語学習の基本です。一行一行、正確に書いてあることだけを読むことを心がけてください。余計なことを考えずに文章を正確に読むことが大切です。それが、答えを導くもとになります。
試験問題では聞かれていることに忠実に答えることが求められます。そのためにも、文章を正確に読み、そこに書かれていることを理解する力をつけましょう。入試の段階でそこまで成果が上がっていなくても、そういうトレーニングをしている子に入ってきてほしいと思っています。