シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

洗足学園中学校

2017年12月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

洗足学園中学校の理科が求めているチカラとは?

洗足学園中学校/先生
1基本的な知識を学習するチカラ

基本的な知識がなければ、いろいろなことを考えることができません。小学校の理科4分野で学習する基本的な内容をしっかりと学び、理解することが大切です。その上で少し難しい問題にチャレンジしてみましょう。

2問題文をしっかりと読み解くチカラ

今回の問題もそうですが、文章で説明し、その場で理解した上で、考えて解答する問題も出題しています。与えられた文章から得た情報と、自分がもっている知識とを組み合わせて考え、答えを導き出す力は、入学後にも役立つと考えているからです。普段から新聞などを読んで、なぜだろうと思ったことを自分で調べる習慣をつけておくと、入試だけでなく、入学後の学習にも役立つ力がつくと思います。

3自分の考えを表現するチカラ

記述式の問題も出しています。それは、自分の考えを自分の言葉で伝える力をもっていてほしいからです。発信力は、これからますます必要とされる力ですら、わかりやすく論理立てて文章を構成できるように練習しましょう。