シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

光塩女子学院中等科

2017年10月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

光塩女子学院中等科の社会科が求めているチカラとは?

光塩女子学院中等科/先生
1世界で起きていることに関心をもつチカラ

社会では毎日のようにいろいろなことが起きています。その出来事に興味・関心をもつことができる生徒に入ってきてほしいという思いがあります。中2から5年間にわたり気になる新聞記事を自分で選び、スクラップする「新聞ノート作り」に取り組んでいるのも、その思いの表れです。普段から新聞やニュース番組などに耳を傾けて、世の中の動きに関心をもつようにしましょう。

2世界で起きていることを自分事としてとらえるチカラ

海外で起きていることも、他人事ではありません。いずれ日本でも同じようなことが起きる可能性があります。自分とは離れたところで起きていることも、一歩踏み込んで、自分だったらどうするかな、と考える習慣をつけましょう。それは物事をいろいろな角度から考えることにつながるからです。

3自分の考えをもち主張するチカラ

今回「共同体」がテーマでしたが、家庭や学校も共同体です。そう考えると、自分の意見は小さな意見ではありません。一人ひとりの意見が共同体の将来を握っているので、普段の暮らしの中でも自分の考えをもち、主張することを心がけましょう。