シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

横浜雙葉中学校

2017年10月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

横浜雙葉中学校の国語科が求めているチカラとは?

横浜雙葉中学校/先生
1身をもって国語力を磨くチカラ

国語の学習は机上の学習だけではありません。読書はもちろん、体験を通して磨かれるものがたくさんあります。小学校生活の中で人とかかわる、何かに打ち込む、チームをまとめる、困難を乗り越えるなど、さまざまな経験を積むことを心がけましょう。実生活の中で人の気持ちが汲み取れるようになれば、自ずと国語の学習で触れる文章を読み取る力も向上するはずです。

2情報をもとにその場で思考して表現するチカラ

入学すると、国語はもちろん、学級日誌や他教科でもさまざまな場面で書くことを求められます。あなたの思いや考えを伝えてほしいという思いがあるからです。それは入試問題でも変わりません。今回の問題では、与えられた情報をもとにその場で考えることも必要です。

3難しい問題でも向き合うチカラ

難しいと問題だと感じても、なんらかの考えを自分の言葉で伝えてほしいと願っています。私たち設問者は、点数をあげられるところはないかと複数の目でくまなく見ていきます。ですからおそれることなく、みなさんの思いや考えを伝えてください。