シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

鎌倉学園中学校

2017年09月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

鎌倉学園中学校の数学科が求めているチカラとは?

鎌倉学園中学校/先生
1標準的な問題を正確に解くチカラ

入学後、算数から数学にスムーズに移行するためにも、算数の標準的な問題を解ける力を身につけることは、とても大切です。入試問題全体の中で、特に最初の方にある問題は、日頃からしっかりと算数の学習を積み重ねていれば点数が取れる問題です。

2問題文を読み取るチカラ

算数が得意な人ほど、問題文をしっかり読まずに、「これはこういう問題かな」と予測して問題を解こうとします。そうではなくて、まずは問題文をしっかり読みましょう。条件を把握した上で、自分のもっている知識を総動員して考えることが大切です。

3手を動かして考えるチカラ

頭の中だけで考えていると、間違えた時にどこで間違ったのかを確かめることができません。手を動かして、自分の考えを記す習慣は、身につけてほしいことの一つです。また、一つの方向からだけでなく、角度を変えて、いろいろな方向から見て、考えることも、いろいろな問題を解く中で習慣づけてほしいと思っています。