シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

聖光学院中学校

2017年07月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

聖光学院中学校の社会科が求めているチカラとは?

聖光学院中学校/先生
1社会科の基本的な知識

「社会科は暗記科目」と言われるときの「暗記科目」という言葉には、非生産的な響きが多分に含まれていると思います。しかし、覚えるべきことを覚えなければ考えることが出来ません。公民分野でいえば、今、世の中で起きていることが正しいことなのかどうかを考えるうえでも、基本的な知識はしっかりと身につけてきてほしいと思います。

2身につけた知識を活用するチカラ

多くの知識をもっていても、覚えているだけでは意味がありません。それを活用する力がなければ宝の持ち腐れです。ですから入試問題では、知識量と活用力のバランスを重視しています。学習をするときも、そこに注意をして、身につけた知識を使って考える力を高めましょう。

3考えたことを表現するチカラ

自分の考えを、人に伝える力はとても大切です。本校の記述問題が、比較的短文での解答を求めるものが主となっているのは、要点を絞って答えてほしいからです。聞かれていることに対して、どのように答えればいいかを考えて、まとめる力をつけましょう。