シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

成蹊中学校

2017年04月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

成蹊中学校の理科が求めているチカラとは?

成蹊中学校/先生
1身の回りの自然の様子や仕組みに目を向けるチカラ

本校の授業では実験や観察が中心となります。ですから、入試問題でも観察や実験のねらいや方法、結果などを問う問題を毎年出題しています。日頃から小学校で行われる実験や、身の回りの自然の様子や仕組みに目を向けて、なぜ、そうなるのかを考察したり、調べたりして、理解を深める習慣をつけましょう。基礎となる、小学校の教科書の内容も大切です。

2文章を読み取り、記述するチカラ

問題文を読んで解答する形式はすべての教科に共通しています。理科を学習する上でも、文章を読み取り、記述するという国語の力が重要であると考えています。必要な情報を読み取り、考えたことを、言葉や文章で正確に伝える練習をしてください。

3あきらめないで対応するチカラ

初見の問題に対しても、知らないとあきらめるのではなく、問題文の誘導に従って、何とか対応してやろうとする意気込みをもちましょう。例えば新聞やテレビなどで見聞きする自然や科学に関する話題には難しいものもありますが、理解しようとする姿勢をもつことがとても大切です。