シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

逗子開成中学校

2016年09月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

逗子開成中学校の社会科が求めているチカラとは?

逗子開成中学校/先生
1知識を組み合わせて考えるチカラ

社会科は、よりよい世の中をつくるための学問です。概念や知識を活用して、物事を解決することが主題なので、本校の入試でも複数の知識を組み合わせて考える力を問いたいと考えています。入試の約7割は、小学校で学ぶ基本的な内容です。ですから教科書や参考書で太字になっている語句や用語をしっかり学習しましょう。

2統計データを読み取るチカラ

初見の表やグラフが提示されていた時に、その意味を推測する力も問いたいことの1つですが、まずは先入観を持たずに、そのデータを見てください。そして、素直に読み取る力をつけましょう。

3筋道立てて説明するチカラ

今回の問題は、提示された資料から読み取れることを書き出す形式で出題しましたが、論述問題では読み取った知識を組み合わせて、筋道立てて説明する力が求められます。日頃から、自分の考えをわかりやすく伝える(書く)練習もしておきましょう。