シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

横浜女学院中学校

2016年09月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

横浜女学院中学校の国語科が求めているチカラとは?

横浜女学院中学校/先生
1あきらめないで、チャレンジするチカラ

あきらめない気持ち、失敗を恐れずにチャレンジする力が大切です。今回の100字の記述問題なども、あきらめないを書くことで評価し、加点しています。また、本校では勉強はもちろん、行事も部活も手を抜かないで、何にでもチャレンジする姿勢を大切にしています。生徒たちには「失敗することは大切、失敗してもいいんだよ」と伝えています。

2書くチカラ、話すチカラ、発表するチカラ

本校の国語の授業では“発表する力”、すなわち、書く力、話す力を身につけさせています。書く訓練がきちんとできていないと論理的に考えることができません。漢字をしっかり書けて、正しい文章が書ける生徒は、考える力もあって成長していけると思います。そのうえで、自分の考えを相手に伝わるように発表できる力を育んでいます。

3問題を解決できるチカラ

本校は、SGHアソシエイト校に指定されています。今、世界で起きているさまざまな問題について、考え、解決して、新しい社会や世界を作っていくことができる生徒を育てたいと思っています。その思いを今年から入試にも反映して「問題解決型」の記述問題を出題しました。勉強や趣味など、これまでの自分の経験や知識を活かして、問題を解決できる力を育んでほしいと思います。