大妻中の校訓にこめられた思い

  • Vol. 2128 : 2024/04/10

大妻中学校女子校

東京都千代田区、皇居に近い落ち着いた街並みの中に大妻中学高等学校はあります。

その私学に通うことでこんな子に育ってほしいという学校の思いは校訓に込められています。
大妻の校訓は「恥を知れ」。大妻生の胸元についている校章の「裏側」にもこの言葉が刻まれています。
なぜ「裏側」についているのかというと、これは他人に言う言葉ではなく、自分自身に向けた言葉であるからです。
人に見られたり聞かれたりしたときに、恥ずかしい行動をしていないか、自分自身を律することが大妻中の根幹にあります。

卒業するときに
「大人になっていくということは自分で選べることが多くなっていくということです。
その時にこの言葉が役に立つ時が必ず来ます。自分に恥じない、自分らしい行動をする、 そんな時にこの言葉を思い出してくださいね。」

と、話があったそうです。
大妻での6年間を通して、自らを律することができる子を育てたい
そして、その先の人生でも自分自身の指針となって、集団のトップ・一員として社会で活躍してほしい。
そんな思いが伝わってきます。

自分自身を律することにつながる「自ら調べ・自ら考え・自ら行動する」こと。
実際に通っている子の自ら調べ・自ら考え・自ら行動する様子を象徴するエピソードを紹介したいと思います。

バトン部のエピソードです。
部活の大会に出るためにメンバーを選抜する。
よくある考え方かと思いますが、大妻中学・高校のバトン部では、「選抜という考えは人を切り捨てることにつながるのではないか。」と部員が感じたそうです。
そのため、大会に出場するメンバーを立候補制にしました。こうすることで誰かを切り捨てることなく、みんなで大会に臨むことができたそうです。
誰かができないことを責めるのではなく、互いに補う。
自分自身を律することの根底には相手に対する尊敬や思いやりです。部活の仲間への思いやりを感じるエピソードです。


最後に大妻中学・高校の先生のお話で、印象に残った言葉を紹介します。
「出る杭になることを恐れない」
ひとりひとりが信念をもっていく、そんな将来に向けて大妻中学・高校で6年間を過ごしてみませんか?


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ごん

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