『謎解きウォークラリー』 顛末記

  • Vol. 2096 : 2023/10/16

関東学院中学校共学校

8月24日に、関東学院中学校高等学校で、生徒主体の 「謎解きウォークラリー(緊急事態発生 犯人はどこだ?!」 が行われた。
生徒主体の行事や企画は私学ならではのものだし、話には聞いていたが、代々先輩がやってきて受け継がれたものや先生が企画して生徒が担うもの、などが多いように思う。

ところが、入試広報の先生に聞いてみると、このウォークラリーは、生徒発案・ほぼ生徒のみの企画であること。
そしてさらに聞いてみると、ここまで小学生を思いきり楽しませるような企画はなかなか見ないと思い、企画実行までの顛末記を紹介したい!と強く感じた。
このような企画を発案し、作り上げられるような環境が関東学院にはある、ということになる。


以下、入試広報の先生の本音と生徒のすごさが垣間見られる。

5月中旬ごろ、中学3年生の男子生徒が、入試準備室を訪れて言った。
「かんらんさい(文化祭)でウォークラリーをやりたいのですが。」
入試準備室に顔を出す生徒は何人かいるが、この生徒も、中1のころから入試広報行事によく協力してくれていた子で、廊下ですれ違う時など「なにか仕事はないですか」と声をかけてくれる。その生徒が改まった面持ちで、「謎解きウォークラリー」を企画したいと言ってきた。

入試広報として本校でも前例がない企画だ。まして生徒による発案である。どう転ぶかわからない。
「じゃあ、企画書を書いてごらん。」
参考に過去の入試広報行事の実施要領を見せ企画をまとめてくるよう指示したら、すぐに「企画書」を持ってきた。
こりゃ本気だ、やれやれ仕事が増えるぞ、と思った。

先生の本音も少し垣間見えます・・・

基本的には、準備は生徒主導で動き、ゲームのストーリーやシステム設計、スタッフ募集、動画への教員の出演依頼まで進み、企画運営スタッフも5人ほどの中心メンバーのほか中学3年生を中心に30名ほどが集まった。
自分たちでミーティングを開いていくということになり、いよいよ実行委員会という形に発展した。
企画の中でも必要なところは入試広報の教員が手を貸し、修正しながら、当初は文化祭内で実施する予定だったこの企画を、独立した行事として開催することになった。


この企画では、関東学院に通う生徒たちの良いところが表れていたと、広報の先生は言う。
1つ目は生徒たちの「学校が好き!」という気持ちだ。
参加者もさることながら生徒自身も企画を楽しみ、受験生に自分たちの学校を紹介したいという気持ちが強かったところ。
2つ目は、「サーバントリーダーシップ」が活かされていたこと。
関東学院では周囲の人間を活かす人間を目指している。今回のような活動は、決して個人ではできないし、個人に対する評価や見返りがあるものでもない。しかし参加者を喜ばせたいという一念から、貴重な夏休みの自分の時間を削ってそれぞれの立場からリーダーシップを発揮していた。
3つ目は、「デジタルネイティブ」世代の強さ。
準備段階ではスマートフォンやサーフェスを利用して生徒間で書類等の共有をしていたという。またゲーム内でも、参加者がQRコードを読み込むことでゲームの手がかりを得ることができるという何とも現代的なものであった。
4つ目は「役割分担」。
集まったメンバーそれぞれが自分の得意を活かして役割分担をしながら企画を進めていた。

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企画は大盛況だった様子。HPを見ると、謎解き後のポテトのサービスも好評で、親子でおいしく食べた様子。

夏休み前に、広報の先生たちが、日能研の各教室にビラをもってきてくれていた。
その時は、ありふれたビラの1枚のように思ったが、
文化祭や学校説明会のビラとは全く体裁が違う「緊急事態発生 犯人はどこだ?!」というビラ。
これには発案者の生徒の「自分が受験生の時、中学校の説明会に行くのはいつも座って聞くだけなので、いつも退屈だなって思っていました。」という、自分が「受験生も楽しみながら学校紹介できる方法」を模索していたというものすごいエネルギーの塊だったのだと感じた。

多忙な先生たちをも動かし、仲間と協力し合い、しかも「受験生にとっても楽しい」と思えたこの企画。
「味をしめた生徒たちの口から“第二弾”」という単語が聞こえる。おそろしい」
先生のつぶやきもわかる気が…

でも関東学院での学校生活の楽しさを、受験生はとても強く感じたはずです!と先生や生徒の皆さんに伝えたい。

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うつなかみー

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