大妻生の “シン” の強さとは

  • Vol. 1958 : 2022/05/20

大妻中学校女子校

私の知っている大妻生は、一見、“穏やか” とか “物静か” に見えます。
でもどこか、秘めた芯の強さを感じる・・・そういう印象です。
彼女たちから、どうしてそういう印象を受けるのでしょうか・・・。


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大妻の一部にはなりますが、皆さんに少しご紹介したいと思います。

学校の中に入ると、人工照明のギラギラした光を感じないのは、建物の中央が吹き抜けになっていて、自然光が校舎にたくさん差し込むからでしょうか。
穏やかなやさしい光が、ふわりと心を落ち着かせてくれます。

大妻ならではの行事や伝統としては、中学2年時に1年間茶道を学び、中学3年の京都修学旅行の際に、茶室にて
1年間で身につけたことをつかって茶を嗜みます。

学校の中では、私が想像していたよりも賑やかな生徒たちの姿がありました。
女子だけだから、重い物もひょいと自分たちで持ち上げてしまう力強さも持ち合わせています。
休み時間になると、職員室には生徒が集まり自由に出入りしています。
先生のすぐそばで話をしたり、中には先生の椅子に座っておこられてしまう生徒もいるほど、先生と生徒の距離は
近いようです。

大妻は校則が厳しい!とも言われるようですが、
校訓の『恥を知れ』は、他者にではなく、自分自身に向ける言葉 です。
生徒たちは「借りたものは借りたときよりも綺麗に返す」ということを厳しく言われているそうで、行事で施設を
借りた時や宿泊行事でどこかに泊まった時など、汚さないで綺麗な状態にしてからお返しする。
こういった積み重ねが、大妻の伝統をつくっているのかなぁと思いました。

大妻では、学問だけでなく、人格を鍛え磨くことを教育の根幹としています。
大妻の新校長になられた梶取先生の
「子どもたちを信じること。自分のことは自分で決めることで、そこに責任感が生まれる。」
という言葉が印象的でした。
子どもたちはしっかりとルールや型を身につけた上で、自由に行動するということです。
大人が子どもを信じているから、子どもが自分で決めて行動することができる。
子ども自身が主体性を育てていける環境が大妻にはあるのだと、改めて感じました。


世の中はまだまだコロナが収束せず、毎日のマスクをつける生活で、塞ぎ込むことも、元気が出ないことも、皆さん経験されたのではないでしょうか。
『心にマスクはしていません』

これは、大妻に通う中学生の言葉だそうです。
大妻では、中学生でも子ども扱いしない教育をしているからこそ出てきた言葉なのかもしれません。


この言葉は、まさしく大妻生の芯の強さを表していて、
それはきっと人としての真の強さなのではないかなと思いました。

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皆さんも、実際に、大妻の生徒と先生を学校を、ご自身の目で見に行ってみてくださいね。


≪大妻中学校のホームページはこちらから≫

ff

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