不二聖心女子学院中学校高等学校の「秋のつどい」に行ってきました。
駅から離れた場所にある同校、午前10時過ぎに車で到着してみると、
臨時駐車場となっている広大な「牧草地」が車で埋め尽くされています。
校舎にたどり着く前に、驚くほど多くの方が来校されていることがうかがえました。
不二聖心の「秋のつどい」は生徒個々人の学習の成果物の展示が主となっており、
全学年・全生徒のほぼすべての教科の作品を見られます。
「学年研究」のような共同研究はあるものの、「クラス別の出し物」のような企画は一切ありません。
校内での呼び込みや告知活動もないので、人は多くても“静か”に感じられます。
いくつかのクラブ活動の発表も見ることができます。
中でも日本語演劇クラブの公演は大人気で、会場となる講堂の前には長い列ができていました。
70分間の公演は少々たどたどしいところもあったものの、
生徒たちが一生懸命練習した成果が見られるミュージカル仕立ての劇でした。
劇が終わり、出演者紹介が終わった後の部長(高校3年生)のあいさつが素晴らしかったです。
来場者、顧問の先生への感謝にはじまり、新入生がたくさん入ってくれたこと、
うまく部をまとめられない自分に最後まで下級生がついてきてくれたことなど。
すべての人への感謝の気持ちが率直な言葉で述べられていました。
時に「師」となるすべての方々に感謝し、
恩返しとして自分たちの成長や学びの成果をお見せしようという不二聖心の「秋のつどい」
今年は「Crystal Spark」をテーマとして行われていましたが、
生徒一人一人の持つ個性の光が、静かな中にも強い輝きを放っていました。
学習アドバイザー:K