『日能研ディスカバリークラブ』
「シカクいアタマをマルくする。」 in 日能研池袋校
ディスカバリークラブには、「自然体験のフィールド」、「講演会のフィールド」、「私学・企業共催のフィールド」があります。これらのフィールドの中で、低学年までのお子さまの知的好奇心を刺激し、自ら学んでいくための土台となる各種講座をご紹介しています。また、保護者のみなさまには、子育てに有益なイベントや情報を随時ご案内しております。
今回は、「講演会のフィールド」をご紹介します。
シカクいアタマをマルくする。〜オモシロ中学入試問題からのメッセージ〜
電車内でおなじみの「シカクいアタマをマルくする。」シリーズ。このシリーズは、単に昨今の入試問題の紹介だけにとどまらず、子どもたちの未来に求められる学力のイメージを、“ぜひ大人たちにも知ってほしい”という想いのもと、掲載を続けています。
今回の講演会では、大人でも「おっ!?」と思うようなオモシロい中学入試問題を通して、その学校が子どもたちに求める真のチカラを、そしてこんなチカラを持った子どもに入学してほしいというメッセージをご紹介いたしました。
今回のレポートでは、算数のオモシロ問題をご紹介いたします。
中学入試の算数は、基本知識の習熟度を見る「典型問題」に加え、その場で解決の糸口を探し出すことが必要な「非典型問題」の出題が増えています。
非典型問題をいくつか紹介します。
たとえば、04年開成のように3、4、7、8の4つの数に四則計算(かっこも可)をして1から10までの答えをもつ式を作る問題。
▼2004年 開成中の問題
04年栄光のように8つの異なる整数を円環状にならべるとき、どの数も両隣の平均になるようにすることができるかどうかを論証させる問題。
▼2004年 栄光学園中の問題
05年大妻中野の携帯電話の料金を比較するような身近な問題。
▼2005年 大妻中野中の問題
05年の学芸大世田谷のように情報をもとに「問題を作りなさい」という問題。
▼2005年 学芸大世田谷中の問題
非典型問題はオモシロくためになります。「楽しみながら本当の算数力をつけてほしい」という学校のメッセージが伝わってくるようです。