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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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失意の中・・・まさかのチャレンジ校合格

  • 年度:2024
  • 性別:女子
  • 執筆者:
娘が日能研に入塾したのは4年生の冬。それから一年間はコロナ禍のためオンラインで授業を受け、実際に通塾するようになったのは5年生の冬からでした。

志望校を決めたのは6年生の秋のこと。偏差値ギリギリのA校を第一志望に決めたものの、安全校のB校を気に入っていた娘は、なかなか勉強へのモチベーションが上がりませんでした。

このままではA校はもちろん、B校の合格も危ういと考え、チャレンジ校として持ち偏差値より5ポイント上のC校を追加することにしました。

はじめは乗り気でなかった娘も、12月頃になると日特の仲間や同じクラスのお友達の影響もあって、A校やC校に合格したいという希望を口にするようになり、直前期には苦手な算数と理科を克服するため、頑張って追い込みをかけていました。

そんな中で入試10日前・・・なんと下の子が学校でインフルエンザをもらってきてしまったのです!
狭いマンションでは娘にうつるのは必至。他の家族全員に自費で抗ウイルス薬のイナビルを予防投与してもらい、私(母)と下の子はマンションのゲストルームに移って隔離生活を送り、なんとか乗り切ることができました。

そして無事に迎えた入試本番。2/1午前のA校の入試は緊張したようですが、午後の入試でB校の合格を頂いたことで、翌2/2のC校はリラックスして臨むことができました。
しかし夕方に合否照会サイトを開くと、第一志望のA校は不合格・・。ずっと日特に通って対策を頑張っていた娘は涙を浮かべ、翌日のD校の入試に備えるべく、黙って机に向かいました。

夜にはチャレンジ校のC校の合否発表がある・・・。でもこれ以上娘にショックを与えるのは躊躇われ、娘にはD校の入試が終わるまで結果は伏せておくつもりで、こわごわ画面を開きました。すると赤く小さい文字で、何やら「合格」の文字が!!
何が起こったか分からず、「これ何かの間違いじゃない!?」と夫に向かって叫ぶ自分がいました。
娘ははじめは自分で画面を見るのを嫌がっていましたが、「合格」の文字を目にした途端、目を輝かせて喜んでいました。まさか第一志望のA校よりも偏差値が上の、一度も合格圏内に入ったことのないC校に合格するなんて、本人も含めて誰も思っていなかったのです。
その夜は娘は浮かれてなかなか寝付けず、そのせいもあってか、翌日のD校は不合格になってしまったのですが・・・(笑)。

こうして我が家の受験は、チャレンジ校と安全校の二校に合格を頂くという結果で終わりました。
それから悩みに悩んだ結果、通学時間と部活との兼ね合いなど諸々の事情を考慮し、娘は元々気に入っていた近くのB校に進学することを決めました。

結果的にC校には進学しませんでしたが、それでもチャレンジ校に合格できたこと、そして日能研の先生方から「全然まぐれじゃないよ。〇〇ちゃんならC校に入っても充分やっていけるよ」というお言葉を頂けたことは大きな自信に繋がったようで、「B校で部活を頑張って、勉強もトップを取る!!」と燃えています。
 きっと秋頃のままモチベーションが低い状態で入試を迎えていたら、B校以外の学校に合格を頂くことはなく、こんなに前向きな気持ちで進学することはなかったでしょう。
学力的にも精神的にも大きく成長した娘の姿に驚きながら、先生方のご指導やお友達との切磋琢磨が持つ力の大きさを実感しています。

振り返ってみるとこの2年間は、親として悩みながら、試行錯誤しながらの毎日でした。一般的にみて受験が成功したと言えるケースかどうかは分かりませんが、少なくとも我が家にとっては「いい受験だった」と思える経験でした。

その全てのプロセスに、家族のように親身に寄り添い、助言や励ましをくださった日能研の先生方とスタッフの皆様には、感謝してもしきれません。初めての受験で右往左往するばかりの私達親子にとって、皆様の存在がどんなに心強かったことか。
最後の最後まで温かく支えて頂き、本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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