息子は4年時の平均偏差が58からのスタートでした。
5年の前半から「麻布中学校に入りたい!」と自ら口にするようになり、その頃から成績も上がり始め、5年の終わりごろにはTMクラスの案内をいただけるまでになりました。
校舎を変わることとなり、最初の頃は慣れない日々に苦戦しているようでしたが、次第にTMクラスならではの思考力や応用力を鍛える授業、周りの優秀な生徒さん達から刺激を受け、塾へ行くことが毎日の楽しみになっていったようです。
日特は迷うことなく麻布日特を申込みました。夏~秋ごろから過去問を解き始めることとなりますが、麻布の問題は全教科記述回答が多く、もともと文章を書くことが苦手、字も乱雑な息子にはかなり大変だったようです。特に国語・社会の苦手意識が強かったのですが、受験直前期になると「10年分の過去問を全て解いておきたい」と自ら頑張りを見せ、徐々に軸のある解答になっていったと思います。
1月・2月の入試は、本命の麻布を軸にチャレンジングな併願で日程を組みましたが、1月の埼玉入試(栄東中学校東大特待Ⅰ)、千葉入試(渋谷教育学園幕張中学校)でいずれも算数でケアレスミスを重ねてしまい、不合格になってしまいました。そのため、麻布とともに憧れていた聖光学院中学校の受験は回避する形になりましたが、麻布は絶対に取ろう!と入試一週間前は麻布対策一本で自宅学習を行いました。
その甲斐もあって、見事合格。
併願校として受験した2/2本郷中学校、2/3浅野中学校も合格をいただき、2月は全勝することができました。
息子が今回麻布に合格できたことは、5年の時から一貫してぶれなかった麻布への強い思いが一番大きかったのだと感じています。また、過去問以外の取り組みとして「授業は休まない」「宿題は必ずこなす」といった基本的なことを守っていたことも、成績の維持に繋がっていたと思います。
1月入試の不合格の経験も、息子の場合は2月入試に向けての大きなバネとなりました。
最後は息子の満面の笑顔を見られ、親としてこの上なく幸せです。
3年間息子を指導してくださった日能研の先生方に心から感謝申し上げます。
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。