「結果は後からついてくる」これは受験期を支えた息子のモットーです。
2年前は都道府県もよく知らなかった彼が、今日晴れて志望校に合格をいただけるまでに成長できたのは、のんびり屋でも、試験当日は武者震いがするほどに、最後まで絶対に諦めずにコツコツと勉強を積み重ねた心の成長の結果だと思っています。
小五の1月に海外より本帰国し、その1週間後には日能研の授業体験に参加していました。
日能研を選んだ理由は、滞在先の国で日能研全国公開模試を受験していたことと、繰り返しの復習で帰国生ならではの遅れを取り戻せる授業スタイルだったからです。
長い海外暮らしで、日本での新生活にストレスを感じていると思ったので、シームレスに勉強を継続させて受験へのモチベーションを保つことが親の願いでした。
帰国子女ならではを語るなら、過酷な海外でも友達をたくさん作って元気に過ごせたことで「自分ならどこでもやっていける」と自信と子どもへの信頼に。そして帰国子女入試の面接で、「海外生活を振り返って」「日本と外国との違い」などを質問されるので、面接対策として自分の人生の振り返りをして、彼自身がどんな人間か確認できたことはプラスに働きました。
遅々として進まない宿題や過去問、成績の向上に本人も思い悩む時期ももちろんありましたが、
「やっぱり行きたい!結果は後からついてくるから」と何度も気持ちを立て直し、真面目で純粋な心で自分が納得するまで踏み固めることで自信をつけていく姿は素晴らしかったです。
帰国子女入試は入りやすいと周囲から言われる事もありますが、小さな子どもが海外で経験してきた苦労を考えれば決して平坦な道ではありません。面接や筆記試験の傾向、在学中の帰国子女生の活躍などを話に聞くと、自ずとマッチして志望校が浮上してくると思います。
情報が少なくて不安が募るご父兄も多いと思われますが、インター校・現地校・日本人学校などに通われた勇敢な帰国子女の皆様のご健闘を心よりお祈り申し上げます。
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。